こんにちは。yamasi_taです。
GWも終盤ですね。
行楽地に出かけられた方も多いと思います。
今年は伊勢神宮の式年遷宮の年です。
内宮、外宮の正殿をはじめ65の殿舎のほか、宇治橋なども造り替えられます。
伊勢神宮HPより
使われている材料はすべてヒノキ材で、雨に当たる場所でも白木のまま使われています。
どこにどのくらいの厚さの材を用いれば20年持つのか、乾燥の方法はどうすればよいのかなど、
千年を超える歴史のなかで、木材加工の方法は独特のものがあり、現在の木材加工においても
多くの示唆を与えてくれています。
その一つが水中乾燥という方法です。
水中で乾燥とは矛盾しているようですが、昔は木を伐出した後、筏を組んで川を利用して山から
運び出していました。そして、貯木場でしばらく水中に浮かべておきました。
こうしておく間に細胞膜にバクテリアが穴を空け、引き揚げて乾燥させると、内部まで乾燥しやすく
なると言われています。また、こうすることによって、乾燥したときの割れも少なくする目的も
あるようです。
木は本当に不思議がいっぱいです。
伊勢神宮に行かれた機会には、こんな視点で見てみるのも面白いのではないでしょうか。
弊社の柱材も国産ヒノキを使用しています。
5/11(土)、12(日)に、安城市横山町で構造見学会を開催致します。
是非ご来場下さいませ。
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