処暑も過ぎてもうすぐ白露。
昨日は思いがけない台風の余波でちょっとびっくりしましたが、昔からの台風注意日である二百十日、二百二十日もこの時期ですね。
さて、今回は基礎の暑中コンクリートについてお話ししたいと思います。
日平均気温が25℃を超えると予想されるときは暑中コンクリートとして施工することが決められています。
コンクリートは水和反応という化学反応で硬化し強度が出ますので、表面水分の急激な蒸発は、温度ひび割れなどの危険性が増します。
そのため打ち込み時、打ち込み直後には、コンクリートが高温になりすぎないように特別な配慮をして、打ち込み温度が30℃以下になるようにしています。
コンクリートは練り混ぜから打ち終わりまで90分以内。
かつ、できるだけ炎天下にアジテータ車を曝さない。
また、型枠、鉄筋が直射日光で高温になりすぎないように散水。
そして、作業員が熱中症にならないように目配り、気配り…
暑すぎても寒すぎても調子が悪いコンクリート。なんだか人間と同じですね。
そろそろ夏バテが出る時期。
私もしっかり養生して夏バテしないようにしていきたいと思います。
では、また。
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