2013年5月5日日曜日

木の話

こんにちは。yamasi_taです。

GWも終盤ですね。

行楽地に出かけられた方も多いと思います。


今年は伊勢神宮の式年遷宮の年です。

内宮、外宮の正殿をはじめ65の殿舎のほか、宇治橋なども造り替えられます。

伊勢神宮HPより


使われている材料はすべてヒノキ材で、雨に当たる場所でも白木のまま使われています。

どこにどのくらいの厚さの材を用いれば20年持つのか、乾燥の方法はどうすればよいのかなど、

千年を超える歴史のなかで、木材加工の方法は独特のものがあり、現在の木材加工においても

多くの示唆を与えてくれています。


その一つが水中乾燥という方法です。

水中で乾燥とは矛盾しているようですが、昔は木を伐出した後、筏を組んで川を利用して山から

運び出していました。そして、貯木場でしばらく水中に浮かべておきました。

こうしておく間に細胞膜にバクテリアが穴を空け、引き揚げて乾燥させると、内部まで乾燥しやすく

なると言われています。また、こうすることによって、乾燥したときの割れも少なくする目的も

あるようです。

木は本当に不思議がいっぱいです。

伊勢神宮に行かれた機会には、こんな視点で見てみるのも面白いのではないでしょうか。


弊社の柱材も国産ヒノキを使用しています。

5/11()、12()に、安城市横山町で構造見学会を開催致します。

是非ご来場下さいませ。

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